あつぎ元気Waveの収録

2016年07月26日

ケーブルテレビやインターネットで視られる厚木市の広報番組
「あつぎ元気Wave」の収録が7月25日に行われました。

8月1日からの放映分で、題名をつけるなら
「夏休み!こどもの森で自然観察」とか、そんな感じです。
(私の勝手な命名です)

市民レポーターの「おねえさん」と小学生3人が
こどもの森クラブのAさんと一緒に園内を歩き自然観察。

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空中回廊から不思議な樹やカエル、田んぼを観察。
冒険の森では、果物トラップに集まった
クワガタムシやカブトムシを観察しました。

ケーブルテレビの放送開始は8月1日からです。

インターネットでも8月1日より視聴可能になります。
厚木市広報番組「あつぎ元気Wave」

ご注意

冒険の森へはイベント時のみ立ち入りができます。
通常は園路から観察をしてください。

公園内で捕まえた動物は持ち出し禁止です。
観察後、捕った場所で放してください。

植物も持ち出し禁止です。
花はポキッと折ると死んでしまいます。
希少種だったら取り返しがつきません。
むやみに花を折らないでください。

外から動物・植物を持ち込まないで下さい。
外国産だけでなく、日本の他地域育ちの生き物も外来種です。

エダマメ収穫は中止です

2016年07月25日
7月下旬に予定していた「エダマメ収穫体験」は
生育不良のため中止となりました。
収穫を楽しみに待っていた皆さま、
誠に申し訳ありません。
本日の畑の様子
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豆がついている株は、ごくわずか・・・残念!

アフリカツメガエルの調査

2016年07月25日

7月23日に公園内の田んぼや溜め池でアフリカツメガエルの繁殖の有無の調査をしました。

アフリカツメガエルは、名前の通りアフリカ原産の爪があるカエル。
元々は生物学の実験用に輸入され、今はペットにする方も居ます。

基礎生物学研究所のアフリカツメガエルのページ↓
http://www.nibb.ac.jp/webmag/life/lab-living/2012/xenopus.html

何でも食べて寒さに強い丈夫なカエルなので、
逃げ出したり、人為的に放したりすると爆発的に増えます

その結果、食べ物と居場所を奪われた在来の生き物は
絶滅のピンチになります。
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そういう「居ては困る」アフリカツメガエルが、昨年夏か
こどもの森公園の田や溜め池で見つかっています。

罠で捕獲して300匹以上を駆除しましたが、気になるの
公園内で繁殖しているのか、していないのか?

カエルしか見つからない=繁殖していない
→カエルを捕らえれば早めに居なくなる

オタマジャクシが見つかる=繁殖している
→カエルを捕らえても居なくなるまで時間がかかる→ヤバ

オタマジャクシが居たとしても罠にはかかりません。
そこで水中を目の細かい網で掬い取り、
オタマが居るか居ないかを調査をしました。
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ヤマビル対策をして田んぼに集合
長靴基本、できれば胴長推奨。
タウンニュースさんの取材が入って士気が上がります!

田んぼの中や、溜め池の底を網ですくって中身を確認。
10人ほどで1時間余り網ですくいましたが
アフリカツメガエルのオタマジャクシは居ませんでした。
つまり
繁殖していないと推定できました。
とりあえず良かったです。

とはいえ、今日も若いアフリカツメガエルが罠にかかりました。

それと、一番恐れているアメリカザリガニの侵入を見張るために
引き続き罠と見回りは続けていきます。
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引き続き、網にかかった生き物の観察会。
ギンヤンマはじめ各種ヤゴが大量。ホトケドジョウも増えました。
私が気になったのは、オールみたいな脚のマツモムシ。
「さっき刺された。痛かった。」
とがった口から消化液を出して、生物を溶かしつつ飲みます。
だから「刺されると痛い」。
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かわいいミズオオバコも咲いていました。
下の田んぼの道から見えるところです。
田の雑草ですが「綺麗だから許す」。
農薬(除草剤)を使わないので、田には雑草のコナギがいっぱいです。
「昔の田んぼはさ~、こんな感じだったよ。」と先輩方。
いやいや、草取りしましょうか・・・・でも、すごく大変そうです。

7月自然観察会+自然塾レポート

2016年07月16日
涼しい梅雨の中休み、7月16日に自然観察会
「樹液に集まる虫」を開催しました。
本日も管理棟から出発。お子さんが3人参加で、
案内の「おじさん、おばさん」達は、かなり嬉しいです。

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関東ローム+東京軽石層の地層標本も、かなりコケが生えてきました。

切り通しにニシキウツギ(低木)が咲いていました。

さて、肝心の虫が集まる木です。
公園内は「樹液酒場」に最適なクヌギが多いのですが、
歳をとった背が高く太い木ばかりです。
傷ついて樹液が出やすいのは、細く若い幹だそうです。
そこは空中回廊よりずっと高い位置なので
見やすい高さで樹液が出ている箇所がありません。
そこで、虫を集めるためにトラップを仕掛けました。
排水口ネットに果物を入れて虫を集めます。

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唯一掛かってくれた カブトムシのメス(ありがとう) +右はオトギリソウ

残念な事に、他の場所はトラップを持ち去られたり、
中身だけ食べられたりしました。
有力容疑者はです。
次回に向けて、猿に食べられない配慮をした虫集めトラップを考案中です。
この続きは、↓こちらでお読みください。

ナナフシとセミ

2016年07月11日

空中回廊を散策していたら、手すりに得体の知れない小さな虫を発見!

ナナフシの仲間の幼虫らしいのですが、6本の脚と触角を動かして、
なんとも不思議な歩き方をするのです。
昆虫ですから6本の脚がありますが、てんでバラバラな不条理な脚の繰り出し方。
不気味なムカデの脚の動きのほうが、統一感があってまだ納得できます。
そのうえ、かなりの高速移動。
ナナフシ=枝の真似=ゆっくりではありません。

かなりの数のナナフシが居ましたので空中回廊を散策される方は、
ぜひ探してみてください。

また、「チィー」「シィー」と言うニイニイゼミの声をこの夏初めて聞きました。
高い音域なので、年上の先輩方は「聞こえない」と仰っていました。
(通常、加齢とともに高い音から聞こえにくくなります)
日常生活上、聞こえなくても支障の無いニイニイゼミの声ですが、
聞こえるうちに味わっておきましょう。